【令和8年度】ZEH支援事業とは?工務店・住宅取得者向けに対象・金額・申請方法をわかりやすく解説

ZEH支援事業とは?
工務店・住宅取得者向けに対象・金額・申請方法をわかりやすく解説

新築戸建にZEH基準を満たすだけで最大125万円の補助金!令和8年度(2026年度)最新版の完全ガイド

ZEH支援事業 工務店・住宅取得者 最大125万円 令和8年度 新築戸建 省エネ住宅

「ZEH(ゼッチ)補助金、うちは対象になる?」「実際いくらもらえるの?」「工務店としてどう動けばいい?」

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業は、省エネ性能の高い住宅を新築する個人や、ZEH住宅を供給する工務店・ハウスメーカーが活用できる国の補助金制度です。令和8年度(2026年度)は補助額が最大125万円と大幅に拡充されており、見逃せない制度となっています。

この記事では、「自分が対象か?」「いくらもらえるか?」「どう申請するか?」の3点を、工務店向け・一般住宅取得者向けそれぞれに整理してわかりやすく解説します。

① ZEH支援事業とは?

ZEH(ゼッチ)とは Net Zero Energy House の略で、住まいの断熱性能を高め、高効率な設備を導入しつつ、太陽光発電などで創エネを行うことで、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロ以下にする住宅のことです。

国(経済産業省・環境省・国土交通省の3省連携)は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、ZEH基準を満たす新築住宅の普及を推進するため、補助金制度を実施しています。令和8年度(2026年度)は、SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)が事務局となって公募・採択を行っています。

ZEHの3つの要件(新築戸建住宅の場合)
① 断熱強化:外皮性能基準(ZEH水準)を満たすこと
② 省エネ:一次エネルギー消費量を20%以上削減
③ 創エネ:太陽光発電等により、①②で削減しきれない消費量を100%以上相殺

② 対象になる方・ならない方

【住宅取得者(一般の方)向け】

条件内容
住宅の種別対象 新築の戸建住宅(注文・建売)
ZEH基準対象 ZEH・ZEH+・GX志向型いずれかの基準を満たす
施工業者対象 SII登録のZEHビルダーが施工する住宅
集合住宅(マンション等)対象外 戸建住宅のみ(集合住宅は別事業)
既存住宅(中古・リフォーム)対象外 新築のみ(既存改修は別事業あり)
ZEHビルダー未登録業者の施工対象外 登録済み業者との契約が必須

【工務店・ハウスメーカー向け】

条件内容
ZEHビルダー登録対象 SIIへのZEHビルダー/プランナー登録が必要
ZEH普及目標の設定対象 年度ごとの普及目標を掲げていること
建売住宅販売対象 建売住宅販売者も登録可能(種別選択)
グループ内の重複登録対象外 グループ内1事業者のみ登録可

③ 申請対象かどうか判定フロー

一般の方(住宅取得者)の場合

スタート:新築住宅の購入・建築を検討中
❓ 戸建住宅ですか?(マンション・集合住宅ではない)
いいえ ↓
❌ 本事業の対象外
集合住宅は別事業をご確認ください
はい ↓
次の質問へ
❓ 施工業者はSII登録のZEHビルダーですか?
いいえ ↓
❌ 対象外
ZEHビルダー登録済みの業者に変更が必要
はい ↓
次の質問へ
❓ 住宅がZEH・ZEH+・GX志向型のいずれかの基準を満たしますか?
いいえ ↓
❌ 対象外
ZEH基準を満たすプランへの変更を検討してください
はい ↓
✅ ZEH支援事業の対象です!
ZEHビルダーを通じて申請できます

④ 補助金額の一覧(令和8年度)

住宅区分補助額主な要件
ZEH55万円/戸一次エネ消費量収支ゼロ以下・ZEH水準の外皮性能
ZEH+90万円/戸ZEHに加え、より高い断熱性能・高効率設備・エネマネ対応
GX志向型住宅(地域区分1〜4)125万円/戸ZEH+をさらに上回る断熱・省エネ・創エネの最高水準
GX志向型住宅(地域区分5〜8)110万円/戸同上(温暖地域向け)
💡 ポイント:蓄電システム追加で補助額アップの可能性
蓄電システムや燃料電池等の追加設備を導入する場合、上記の補助額に加算して補助を受けられる場合があります。詳細はSII公式サイトの公募要領をご確認ください。
地域区分とは?
建築物省エネ法に基づく地域区分(1〜8)のことで、北海道・東北・北陸など寒冷地が1〜4、関東以南の温暖地が5〜8に相当します。お住まいの地域区分はお近くの工務店またはSII公式サイトでご確認ください。

⑤ 工務店(ZEHビルダー)の要件と登録方法

ZEH補助金の申請は、住宅取得者本人ではなく、ZEHビルダーとして登録された工務店・ハウスメーカーが代行して行います。そのため、工務店はまずSIIへのZEHビルダー登録が必要です。

ZEHビルダー登録の主な要件

要件内容
対象事業者ハウスメーカー・工務店・建築設計事務所・リフォーム業者・建売住宅販売者
ZEH普及目標年度ごとのZEH普及目標(割合)を設定・公表すること
登録種別「注文住宅」「建売住宅」「既存改修」から選択(複数可)
重複登録同一グループ内で1事業者のみ(重複不可)
登録費用無料(SIIへの申請は費用不要)
1

ZEHビルダー・ポータルサイトでID取得申込

SIIが運営するZEHビルダー/プランナー・ポータルサイトにアクセスし、アカウント(ID)発行を申請します。

2

必要情報の入力と書類アップロード

ポータルサイトにログイン後、マニュアルに従い事業者情報・ZEH普及目標等を入力し、必要書類を提出します。

3

SIIによる審査・登録完了

申請内容が承認されるとZEHビルダーとして登録完了。ZEH Webで一般公表されます。

⑥ 申請の手順(住宅取得者の流れ)

1

ZEHビルダー登録済みの工務店・HMを選ぶ

SIIのZEH Webで登録業者を検索できます。ZEHビルダー登録の有無を必ず確認してから契約してください。

2

ZEH基準を満たす住宅プランを確定

ZEH・ZEH+・GX志向型のいずれかの基準を満たすプランを工務店と確定。断熱仕様・設備・太陽光発電の搭載量等を確認してください。

3

工務店(ZEHビルダー)がZEHポータルで交付申請

申請はZEHビルダーが代行します。住宅取得者が直接申請する手続きはありません。ZEHポータルへのアカウント発行受付は2026年4月20日〜2027年1月4日17:00です。

4

SIIによる審査・交付決定の通知

申請内容をSIIが審査し、交付決定通知が届きます。交付決定前に着工してしまうと補助金が受けられません。必ず交付決定後に着工してください。

5

着工・完工・引き渡し

交付決定後に着工し、完工・引き渡しを行います。

6

実績報告の提出・補助金交付

引き渡し後、ZEHビルダーが実績報告書を提出します。審査完了後、補助金が交付されます。

⑦ 注意事項・よくある間違い

⚠ 注意①:交付決定前の着工はNG

補助金の交付決定通知が届く前に着工してしまうと、補助金を受け取ることができません。工期が迫っていても、必ず交付決定後に着工してください。

⚠ 注意②:予算上限に達すると受付終了

本事業は国の予算がなくなり次第、受付を終了します。先着順のため年度前半に締め切られることもあります。できるだけ早めの申請をおすすめします。

⚠ 注意③:ZEHビルダー未登録業者では申請不可

施工業者がSIIにZEHビルダー登録していない場合は申請できません。契約前に必ずビルダー登録の有無をZEH Webで確認してください。

⚠ 注意④:ZEH基準の確認は設計段階で

竣工後にZEH基準を満たしていないと判明した場合、補助金を返還しなければならないケースがあります。省エネ計算は設計段階で必ず確認してください。

⑧ よくある質問

QZEH補助金は個人で申請できますか?
Aいいえ。ZEH補助金の申請はZEHビルダー(工務店・ハウスメーカー等)が代行して行います。住宅取得者が直接申請する手続きはありませんので、まずZEHビルダー登録済みの業者を選ぶことが重要です。
Q太陽光パネルは必須ですか?
AZEH・ZEH+・GX志向型のいずれも、再生可能エネルギーによる創エネが求められており、実質的に太陽光発電システムの搭載が必要となります。搭載量の基準はプランにより異なりますので、工務店に確認してください。
Q建売住宅でも対象になりますか?
Aはい。ZEHビルダー登録済みの販売者が供給するZEH基準を満たす建売住宅も対象となります。購入前にビルダー登録の確認をしてください。
Q補助金はいつ受け取れますか?
A引き渡し後に実績報告を行い、SIIの審査完了後に交付されます。タイミングは申請時期や審査状況により異なりますが、引き渡しから数ヶ月後が目安となります。
Q他の補助金と併用できますか?
AZEH支援事業と他の補助金の併用可否は、各補助金の要件によって異なります。最新の公募要領を確認するか、申請を代行するZEHビルダーにご相談ください。
Q工務店がZEHビルダー登録するのに費用はかかりますか?
A登録費用は無料です。SIIのZEHビルダー/プランナー・ポータルサイトから申請でき、審査後に登録が完了します。ZEH普及目標の設定と書類の準備が必要です。

⑨ まとめチェックリスト

住宅取得者(一般の方)向け

新築の戸建住宅(マンション・集合住宅ではない)である
施工業者がSII登録のZEHビルダーであることを確認した
住宅プランがZEH・ZEH+・GX志向型のいずれかの基準を満たしている
太陽光発電システムの搭載が設計に含まれている
交付決定通知を受け取ってから着工することを業者と確認した
令和8年度の受付期間内(〜2027年1月4日)に間に合うよう計画している

工務店・ハウスメーカー向け

SIIへのZEHビルダー/プランナー登録が完了している
ZEH普及目標を設定・公表している
施主(住宅取得者)にZEH補助金の概要と流れを説明した
ZEHポータルアカウントの発行申請を行った(受付:2026年4月20日〜)
交付申請・交付決定前着工にならないよう工期と調整している
省エネ計算でZEH基準を満たすことを設計段階で確認した
【免責事項】
本記事は2026年4月時点の公開情報をもとに作成しています。補助金の内容・金額・申請期限は変更になる場合があります。最新情報は必ずSII公式サイト(zehweb.jp)または担当の工務店・ハウスメーカーにてご確認ください。

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